留学の振り返り①
随分と更新が遅くなりましたが、明けましておめでとうございます⛩
もう2020年ですね!今年もよろしくお願い致します。
さて、これまで、ブログの中では特に触れていませんでしたが、2019年7月〜12月の1学期間、開発の勉強をしにフィリピンに留学していました。
留学をきっかけにブログを始める人が私の周囲に多いなかで、以前書いた通り、私の場合はブログを始めた理由と留学とは特に関係がありませんでした。
留学中は別に日記をつけていたこともあり、これまでとりわけ留学については書いてこなかったのですが、せっかくだし、もう留学は終わってしまったので留学中とは違う視点で、これから何回か留学について書いていきます!
そもそもなぜ国際協力の道を選んだか
大学に入学するまで、海外渡航経験はありませんでしたが、テレビで途上国のゴミ山やスラム街の映像を観て、小さい頃から世界の貧困・経済格差問題に興味がありました。
上: 経済格差問題を象徴する写真
下: 皮肉から「ハッピーランド」と呼ばれるスラム地区
「毎日お腹いっぱいご飯を食べることもできないなんて」
「なんで生まれた環境が違うだけで、こんなにも人生の選択肢が限られてしまうのか」
「どうしてお金持ちはそのお金をこの人たちのために使おうとしないのか」
当時はただそんなことを考え、具体的な問題の原因や、世界でどんな解決策が試みられているかも知らずに、将来はこの問題を解決するために働きたいと考えてきました。
これが原点。
NPOやNGOで働く。現地で政治家になってその国のシステムを変える。……当時の私に思い浮かんだ将来の選択肢はそれくらいのものでした。そんなとき、中学校の先生と話をして色んな選択肢を教えてもらい、その中で「国連職員」という道を勧められました。それ以来、国連職員になることを具体的な目標にしてきました。
ではなぜ留学先にフィリピンを選んだか
大学に欧米への留学枠もあるなかで、「わざわざ途上国に留学するなんて珍しいね」と多くの人に言われました。欧米へ留学する人に対して引け目を感じることがなかったと言えば嘘になりますが、どこの国・大学で勉強するかより、「留学先で何をするか」の方が重要だろうと思い、あまり気にしていませんでした。
今回、フィリピンを選んだのには、主に次の2つの理由がありました。
①英語運用能力を向上すること
英語はフィリピンで公用語の1つ。小学校から公立校では授業が英語で行われるということもあって、あまり訛りのない英語をほとんどの人が喋れます。これまで私は、"典型的な日本人"という感じで、文法は得意でも会話が全くできず、強烈な苦手意識を持っていました。「外国で英語に囲まれて暮らせば、自ずと話せるようになるだろう」という淡い期待をもっていました。
②現場の視点から開発について勉強すること
国連・JICAの活動現場やスラム街といった、開発の現場のフィールドワークがしたかった。フィリピンなら、大学の開発の授業の中でフィールドワークもあるし、数多くの国際機関やNPO・NGOが展開していて、現場を見る機会が多くあるだろうと思いました。
また、フィールドワークに留まらず、教室での授業でも、"途上国"の視点から開発について勉強したいと考えていました。日本で「途上国開発」について勉強していると、無意識のうちにどうしても"先進国"の視点になってしまいがちです。開発の分野ではイギリスが最も有名ですが、その点では日本と同じだろうと思いました。将来的に、海外(特にイギリス)の大学院進学も選択肢として考えているので、それならせめて半年間は、"途上国"の視点から開発について勉強したいなと思いました。
上述した、小さい頃からテレビで見ていたスラム街などの映像にフィリピンがあったため、代表的な途上国としてイメージしていたというのも、恐らくフィリピンを選んだ理由と関係していると思います。
あとは、日本から近いとか、物価が安いとか、授業日程的に成人式に間に合うように帰国できるとか、細かな理由もいくつかありました。
「留学の振り返り」と題しましたが、留学の前段階まで説明するだけで長くなってしまいましたね(笑)。続きはまた次回以降に書くことにします。
ここまで読んでいただいてありがとうございます😁
そら