Vägmärken

自分の考えを整理しながら、何かポジティブな影響を読者に与えられたら。そんな想いで書いてます。

留学の振り返り③

フィリピン大学について

これまで、「フィリピンの大学」としか書いてなかったことに今さら気がつきましたが笑、「フィリピンの東大」とも言われるフィリピン大学に通っていました。

 

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↑フィリピン大学の「メイン」とされる正面の建物

 

さすが、国で1番の大学という感じで、みんな頭が良かった。もちろん知識もたくさん持ってるんだけど、それを基に考える力に長けてるっていうか、それぞれが意見をしっかり持っている。勉強に対する意識も高かったです。

 

キャンパスは東京ドーム100個分の広さで(なんで一般に広さを例えるときに東京ドームを使うのかなぁっていつも思います笑)、

キャンパス内には、いわゆる大学としての機能のほかに、ストリートフード街、銀行、シアター、ホテル、ショッピングモールなどがあります。

 

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上: キャンパスの周回道路、緑がきれいで好き。

下: 大学内のシアター

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映像学って訳したらいいんでしょうか、フィルムを勉強する学生がいるので、フィリピンでは多くの大学にシアターがあるらしいです。さすがに公開されたばかりのものは扱っていませんでしたが、かなり安く映画を観ることができます。

 

また、学内にはジプニーという交通機関の路線があるし、学外の人たちもたくさん住んでいて、まるで一つの「町」といった感じです。

 

この、キャンパス内に住んでいる学外の人たちというのは、きちんとした家を持たない貧しい人たちで、金属の板を組み合わせて作ったような簡素な家に暮らしています。国立大学なので、キャンパスは国の土地ということになり、本来は不法行為に当たるのですが、大学側も黙認し、というかむしろ彼らの生活状況などを社会科学の研究対象としている様子も見られました。

 

留学生に対するサポート

私は今回の留学以前にも一度フィリピンに行ったことがあり、生活する上での勝手は多少知っていました。けれど、現地の大学内でのこととなるとそうはいかない。

キャンパス内の施設の場所、学内Wi-Fiの使い方、授業の履修登録……

初めのうちはチューター?の現地の大学生にただ付き従い、分からないことが多くて、何かと質問してばかりでした。

特に履修登録は、オンラインで履修したい科目を申請した後に、その授業の教授の所へ直接行って承認してもらう必要がありました(日本の多く(全部?)の大学みたいにオンラインだけで手続きが済むようにしてほしい…)。

でも、なんせ留学2日目とかで、文字通り学内の右も左も分からない状態だし、上述した通りキャンパスがえらく広いので、それぞれの建物を案内してもらい、丸1日付き添ってもらいました。

留学生も一人ひとり履修科目が違うので、行き先もバラバラ。留学生全員の履修登録を終えるため、その日だけで何人の現地学生が1日を捧げてくれたことか!しかも全てボランティアで。

 

彼らの助けなしでは、私の留学生活は何ともなりませんでした。大きな感謝の気持ちと同時に、これまで、自分の大学への留学生に対して、私が何もしてこなかったことを反省しました。

自分がやってもらったことを、今度は自分もしたい。それが、間接的にでも彼らへの恩返しにもなればいいなと思うし、自分がサポートした留学生が同じように感じてくれたら、良い連鎖が続いていくでしょう。

残り2年の大学生活は、もっと留学生と関わっていこうと思います。

 

そら